営業スタイルの葛藤

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なんとか試行錯誤しながらも23区内でやっていけるという気持ちが出てきましたが

それとは別に違う不安や疑問がでてきました

営業スタイルはこれで良いのか?

それまでの営業スタイルはとにかく物件を紹介することでした

お客様が納得するまでひたすら色々な物件をご提案してご案内をします

もちろんそんな中コミュニケーションをとって信頼を得られるように努力するのですが

「不動産のプロ」という立場で考えると知識不足だったと今なら思います

社内の他の営業も皆同様に知識よりも仕事量や気持ちでカバーしていました

(仕事量やハートももちろん大事です)

また数字が苦しい時はお客様に圧をかけていたと思えることも正直ありました

例えば

「今月契約してくれたら仲介手数料をサービスしますよ」

など決断を迫ることも・・・

そして契約できても仲介手数料はサービスしているので給与も思ったほどもらえないという悪循環・・・

考えてみれば当然で会社を立ち上げた代表や上司ももともとそのような営業しかしてこなかった

ので、それしか知らなかったのです!

23区内にもまだまだ昔ながらのイケイケの営業スタイルは多いという事実

不動産営業の世界では週末のご案内が重要視されます

お客様は平日は仕事の方が多いのでご家族で物件を見にこれるのは必然的に週末(土日祝)になります

金曜日の夜までに週末のご案内がないと「ご案内の約束がとれるまで帰れない」

という文化がありました

金曜日の夜遅くまで電話やメールをひたすら続けるという根性論です

実はいまだにそのような会社が23区内にも多々あります

最大手である〇ー〇ンハウスなどは正にその代表的な存在です笑

辛いことが好きなわない私ですし何よりお客様にそのような営業を続けて喜んでいただけるのか

という疑問がありました

もっと皆がハッピーになれる営業スタイルがないのかという疑問が数年間続きました

変えることの怖さ

ではどうすれば良いかと考えた時に今までと逆のことをすれば良いのか

すなわち「無理な営業はしない」「知識をつける」「しつこい電話営業はしない」などです

でもこれをするにも怖さはありました

なぜなら給与はフルコミッションなので失敗すれば給与もゼロになるからです

また基本的には不動産仲介業は他の不動産仲介業者と同じ商品で戦っていますので

差別化が難しいということもあります

「知識をつける」で差別化できるかと思いますが一朝一夕で身につくものでもありません

知識をつけるという意味では宅地建物取引士がありますが、当時の会社は宅地建物取引士は

取らなくて良いからとにかく営業というスタイルでした

今考えると笑ってしまいますが「宅建を取ったら営業成績が下がる」という風説が

社内では囁かれていて宅建をとるという文化がなかったこともあったかもしれません

宅建の大切さも含めて当時は知識が全般的に不足していました

この記事を書いた人
まめぞう

まめぞう
40代 3人家族
住まい:神奈川県
職種:不動産営業
資格:宅地建物取引士・ファイナンシャル・プランニング技能士2級

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専門卒・年収400万円だった30代所帯持ちが年収1,000万円以上稼ぐまでの軌跡

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